第11回ハースストーンクイズ
こんばんは。夏至を迎えたものの冷房が未稼働のトヅカです。
突然ですが皆さん、呪いの力で生まれ変わったことってありますか？
▲ 「呪いの力で、生まれ変わるがよい！」
というわけで、今回はスタンダード・フォーマットから呪いの力で生まれ変わった問題10問+呪いの力で生まれ変わった難問1問をご用意しました。記事の下部には解答・解説も合わせて掲載していますので炉端の集いでの出し物や、友達を呪いの力で生まれ変わらせるための予習などご自由にお使いください。
【問題】
Q01. 次の内、《悪夢の融合体》が持つ種族を全て答えなさい。
a. エレメンタル
b. メカ
c. マーロック
d. ドラゴン
e. 獣
f. 海賊
g. トーテム
h. オーク
Q02. このカードの効果として正しいものを以下の選択肢から選んで答えなさい。
a. 疾風 オーバーロード: (2)
b. 血祭: 攻撃力+5を獲得する。
c. 雄叫び: 自分のヒーローに3ダメージを与える。
d. 断末魔: ランダムな敵1体に1ダメージを与える。
e. ダメージを受けている間は攻撃力+5を得る。
f. 自分のターンの開始時このミニオンを破壊しカードを3枚引く。
g. 相手がカードを手札から使用した後相手のヒーローに3ダメージを与える。
h. 挑発 自分のターンの終了時ランダムなデスナイトカード1枚を自分の手札に追加する。
Q03. 次の内、ドラゴン年のスタンダードで使用できるカードが持っているキーワード能力を全て答えなさい。ただし、《時の匠トキ》の効果で手札に加えられるカードは除外とする。
a. 開花
b. 木霊
c. 侵略
d. 選択
e. 潜伏
f. 多相
g. 血祭
h. 天然
Q04. 次の内、ドラゴン年のスタンダードで使用できるカードを全て答えなさい。
a. アジュア・ドレイク
b. ヴォルカニック・ドレイク
c. キャリオン・ドレイク
d. クロマティック・ドレイク
e. コールダラ・ドレイク
f. 始祖ドレイク
g. ボーン・ドレイク
h. ミッドナイト・ドレイク
Q05. 次の内、《ジリアックス》を召喚したときに発する台詞に含まれている言葉を全て答えなさい。
a. 降伏
b. 滅亡
c. 完璧
d. 中和
e. 清掃
f. 団結
g. 破壊
h. それとも両方か
Q06. 以下の選択肢を『博士のメカメカ大作戦』の日本語版公式トレーラーの歌詞の一節になるように並べ替えなさい。
a. アーム
b. 空圧式
c. 超巨大
d. ロボ
e. 信頼の
f. 機械製
g. ゴリラ型
h. 破壊力
Q07. 以下の選択肢から、《狂気の天才ドクター・ブーム》のヒーローパワー「赤い大きなボタン」のメカスーツのパワーに含まれるものを全て答えなさい。
a. 1/1の「ブームロボ」を2体召喚する。パワーは毎ターン入れ替わる。
b. ランダムな敵1体に4ダメージを与える。パワーは毎ターン入れ替わる。
c. 3ダメージを与える。パワーは毎ターン入れ替わる。
d. ミニオン1体に攻撃力+1と挑発を付与する。パワーは毎ターン入れ替わる。
e. メカを1体発見する。パワーは毎ターン入れ替わる。
f. 敵のミニオン全てに1ダメージを与える。パワーは毎ターン入れ替わる。
g. 装甲を7獲得する。パワーは毎ターン入れ替わる。
h. 相手のデッキに「爆弾」1枚を混ぜる。パワーは毎ターン入れ替わる。
Q08. 次の画像はあるカードのイラストの一部を切り取ったものである。元になったカードを以下から選んで答えなさい。
a. 古代樹の祝福
b. 森の助け
c. 連射
d. 野獣放つべし
e. 凍結光線
f. 召術師の招来
g. 苦肉の策
h. ライトフォージの祝福
Q09. 対戦相手が《ティリオン・フォードリング》を召喚し、パラディンの秘策を1つ手札から準備した次のターンの間に以下の行動を取ったが、その秘策は発動しなかった。この場合、考えられる秘策の名前を答えなさい。ただし、フォーマットはドラゴン年の2019年6月4日に実施された「メカメカ大躍進」時点のスタンダードで、注釈が無い限りカードのコストや攻撃力・体力には変動がなく、カードに記されたままの状態で召喚される・されているものとする。なお、対戦相手は問題文で記述されていないターンに秘策を準備していない。
- 自分のターンの開始時に《破壊兵器》の効果が発動し、相手の《シルバーハンド新兵》に2ダメージを与えた。
- 手札から《スケボーロボ》を召喚した。
- 召喚した《スケボーロボ》で相手の《ティリオン・フォードリング》に攻撃した。
- 相手の《ティリオン・フォードリング》を対象に手札から《ファイアーボール》を唱えた。
- 手札から《エレメンタル喚起》を唱えた。
- 手札から《バロン・ゲドン》を召喚した。
- 「おおっ！」の感情表現（エモート）を使用した。
- 自分のターン終了時に《バロン・ゲドン》の効果が発動した。
Q10. 次の内、ドラゴン年を迎えてから獲得および使用可能になったカードバックを全て答えなさい。
a. 
b. 
c. 
d. 
e. 
f. 
g. 
h. 
Ex. 以下の選択肢を、それぞれ条件に当てはまる数字が高い順に答えなさい。ただし、カードプールは2019年6月4日に実施された「メカメカ大躍進」時点のもので、注釈が無い限りコレクション不可能なカードはその範囲に含めないものとする。
a. 現在のスタンダードで使用可能な生命奪取を持つミニオンの総数
b. 《ゴブリン爆弾》を召喚する効果を持つカードの総数
c. ランク戦モードでの対戦を終え、スターの増減が行われた後に《クエスト中の冒険者》のアイコンが表示されるランク
d. 現在のスタンダードで使用可能な8マナの呪文の総数
e. 《フラークのブームズーカ》のマナコスト
f. 現在のスタンダードで使用可能な、ミニオンを招集する効果を持つカードの総数
g. 《魂剥ぐロア・ハッカー》の断末魔でデッキに混ぜられる《ケガれた血》が自動詠唱で唱えられたときにデッキに混ぜられる《ケガれた血》のコピーの数
h. 現在のスタンダードで使用可能なミニオンで最も長いカード名を持つものの文字数（「・」、「！」などの記号も1文字として数える）
※ ここから下にスクロールすると解答があります。
【解答】
Q01. a（エレメンタル）、b（メカ）、c（マーロック）、d（ドラゴン）、e（獣）、f（海賊）、g（トーテム）
『Hearthstone』で参照される種族は8種類。そして選択肢の数も8つという極めてスマートな問題。ちなみに、hのオーク（Orc）は2017年のエイプリルフールに公開された《Nadia, Mankrik's Wife》が持つ種族。
Q02. e（ダメージを受けている間は攻撃力+5を得る。）
他の選択肢にも対応するカードが存在する。
Q03. b（木霊）、d（選択）、g（血祭）
他の選択肢にも対応するカードが存在する。
開花（ブルーム）は『カードファイト!! ヴァンガード』に登場するキーワード能力。
侵略は『デュエル・マスターズ』に登場するキーワード能力。
潜伏は『Shadowverse』に登場するキーワード能力。
多相は『Magic: The Gathering』に登場するキーワード能力。
天然は『プレシャスメモリーズ』に登場するキーワード能力。
『カードファイト!! ヴァンガード』、『デュエル・マスターズ』、『Shadowverse』、『プレシャスメモリーズ』には「スタンダード」という名前のフォーマットが存在せず（ゲームによっては名前こそ異なるもののスタンダードと同じ理念で運用されているフォーマットが存在するものもある。例:『Shadowverse』の「ローテーション」）、スタンダードが存在する『Magic: The Gathering』から引用されている多相も現在のスタンダードには存在しないキーワード能力なので問題としても破綻していないはず。
第2回ハースストーンクイズと同様《時の匠トキ》に関する注釈があるが、実のところ彼女とは関係のない問題だったと分かる。
Q04. c（キャリオン・ドレイク）
《キャリオン・ドレイク》は『妖の森ウィッチウッド』のカードなので現在のスタンダードで使用できる。
dの《クロマティック・ドレイク》は『ブラックロック・マウンテン』のソロ・アドベンチャーモードに登場するカード。定期的に開催されている酒場の喧嘩「ブラックロック・マウンテンの決戦」にも登場するので見覚えがあるという人も少なくないはず。
Q05. c（完璧）、f（団結）
《ジリアックス》の召喚ボイスは「団結、精密、完璧」。
例によって、他の選択肢にもそれぞれ引用元となったミニオンが存在する。
Q06. c（超巨大）→ f（機械製）→ b（空圧式）→ g（ゴリラ型）→ d（ロボ）→ a（アーム）→ e（信頼の）→ h（破壊力）
出題部分は動画の0:31から。
Q07. c（3ダメージを与える。パワーは毎ターン入れ替わる。）、e（メカを1体発見する。パワーは毎ターン入れ替わる。）、g（装甲を7獲得する。パワーは毎ターン入れ替わる。）
《狂気の天才ドクター・ブーム》のヒーローパワー「赤い大きなボタン」は以下の5つの効果で構成されている。
fの「敵のミニオン全てに1ダメージを与える。パワーは毎ターン入れ替わる。」は一見「ドッカーン！」に見えるが、相手のヒーローにダメージを与えられない点が誤りとなっている。
Q08. e（凍結光線）
Q09. 自動防衛マトリクス
現在のスタンダードで使用可能なパラディンの秘策は7種類。
まず《破壊兵器》の効果で《シルバーハンド新兵》が死亡し、《救済》ではないということが分かる。次に《スケボーロボ》の召喚により《懺悔》が、更にその後《ティリオン・フォードリング》に対する攻撃で《身代わり》と《自動防衛マトリクス》が……と思いきや、《自動防衛マトリクス》は既に聖なる盾を持っているミニオンに対する攻撃には反応しない。続きを見ていくと、《ファイアーボール》が唱えられたことで《諦めるな！》でもないことが確認でき、《エレメンタル喚起》はこのターンに使用された3枚目のカードとなるが《秘められし叡智》も発動せず、《バロン・ゲドン》の効果で相手のヒーローにダメージが与えられるが《目には目を》でもないことが分かる。
追記: 当記事が公開された時点での問題文では、相手が前のターンに《タイム！》を使用していた場合《目には目を》が準備されていても発動しないという指摘をいただきました。これに対し、相手が前のターンに取った行動を指定することで対処させていただきました。《タイム！》に関する指摘および問題文の修正案を示してくださったfaraamさんにはこの場を借りて感謝させていただきます。
更なる追記: 問題文に記述されていないだけで、《ティリオン・フォードリング》を召喚し秘策を準備したターンより前のターンに秘策を準備していた可能性（相手ターン終了時点で2つ以上の秘策が準備されている状況）を否定できていない問題文となっていたので、加筆・修正させていただきました。
Q10. d（盗んだ稲妻）、e（莫大！特賞同盟）、f（荒業フラワー）
この記事の執筆時点（とその数日後）では、以下の7種類がドラゴン年を迎えてから獲得および使用可能になったカードバックに該当する。
選択肢に挙がったカードバックも紹介する。
は「ハッカーの烙印」。2019年2月に実装された。カードバックを「ハッカーの烙印」に設定している人との対戦により獲得できるという『World of Warcraft』を踏襲したユニークな仕様が話題になった。
は「クトゥーンの眼」。『旧神のささやき』の先行購入特典。
は「無垢なる風景」。iOSデバイスからログインすることで入手できる。データの実装は上記の「ハッカーの烙印」と同時に行われたが、獲得できるようになったのは『爆誕！悪党同盟』リリース前である4月5日のアップデートが行われてから。つまりドラゴン年の直前となるので条件に当てはまらない。
は「盗んだ稲妻」。「マスターズ・バンドル」の特典。
は「莫大！特賞同盟」。ソロ・アドベンチャーモード「ダララン大強奪」のクリア報酬。
は「荒技フラワー」。2019年5月のランク戦報酬。
は「ピザストーン」。2019年2月のランク戦報酬。
は「ラズールの宝石」。『爆誕！悪党同盟』の先行購入特典。同拡張はドラゴン年のものだが、先行購入の特典となるカードバックとヒーローは拡張の実装前から使用できる。
Ex. h（文字数: 17）→ c（ランク: 16）→ a（生命奪取: 11）→ e（ブームズーカ: 7）→ d（8マナの呪文: 6）→ b（ゴブリン爆弾: 4）→ g（ケガれた血: 2）→ f（招集: 0）
現在のスタンダードで使用可能な生命奪取を持つミニオンは11種類。
《ゴブリン爆弾》を召喚する効果を持つカードは4種類存在する。
現在のスタンダードで使用可能な8マナの呪文は《按手の儀式》、《捻じれし冥界》、《悪魔弾》、《虚無の契約》、《創造の力》、《森の助け》の6枚。
《フラークのブームズーカ》は6月4日に実施された「メカメカ大躍進」で8マナから7マナに変更された。
招集は『コボルトと秘宝の迷宮』に収録されているカードが持つキーワード。同拡張はドラゴン年を迎えると同時にスタンダード・フォーマットを去ったので、現在のスタンダードで使用可能なミニオンを招集する効果を持つカードは0枚となる。
自動詠唱で唱えられた《ケガれた血》が混ぜるコピーは2枚。《思念奪取》などで手に入った《ケガれた血》を手札から唱えることでも同じ効果を得られるが、問題文を分かりやすくするために「自動詠唱で唱えられたときに」と指定した。
▲ 視力検査。
スタンダードで使用可能なミニオンの中でも、最長のカード名を持つのは《ティンクマスター・オーバースパーク》で、なんとその文字数は17。次点は16文字の《ドラゴンホークのロア・ジャナライ》で、その後には15文字の《ヴァイルブルード・スキッタラー》、《キリン・トアのトライキャスター》、《マーロック・テイスティーフィン》、《オオアゴガメのシェルファイター》が続く。
いかがでしたか？僕は呪いへの耐性が無かったので作問に死ぬほど時間がかかってしまいました。無事に呪いの力で生まれ変わった人も、そうでない人もまた次回お会いしましょう。
